Vol.4 『ネイヴェ村は収穫真っ盛り!』
こんにちは、リヴィオ・ヴォゲラです。このところブドウの収穫作業に追われていました。次のレポートを心待ちにしてくれてたみなさん、本当にごめんなさい。
うちのワイナリーでは、すでに8月末からブドウの収穫が始まっています。8月中は例年に比べて涼しく、お天気がぐずついた日もありましたが、白ブドウ品種であるアルネイス種やシャルドネ種は無事に完熟してくれました。今年は全体的に作柄(農産物の育ち具合や出来具合)も期待できそうで、まずは一安心です。なんてったって毎日毎日手塩にかけて育てた“我が子”のような存在ですからね。
9月に入ってからは軒並み好天に恵まれ、ドルチェット種やバルベラ種という赤ワイン用の黒ブドウが、今一気に収穫の最盛期を迎えています。自然が相手の仕事は喜びや感動も大きいけど、とっても大変。でも、だからこそ喜びや感動はひとしおです。
ブドウの収穫とワインの仕込み作業は一家総出で行いますが、ピーク時にはそれでも全然手が足りないので、いつも親戚や近所から応援部隊が加わります。特に収穫はお天気に左右されるだけに、晴れている間は1日も休む暇がありません。朝早くから太陽に見守られ、ただひたすらブドウの実を摘み取っていきます。単純な作業なんだけど、これがキツイんです!写真を見てもらうと分かりますが、ブドウの房の付いている位置はかなり低いため、中腰の姿勢で作業しなければいけないし、摘み取ったブドウで満載のカゴはかなりの重さになるし…。アルバイトで駆けつけてくれた僕の友人のヴァレリアはカメラに向かってニッコリ微笑んでくれたけど、これ、想像以上の肉体労働なんです。
こんな猫の手も借りたい忙しさの時には、猫の手ならぬ、我が家の愛犬「チャーリー」が出動!お茶目なチャーリーはブドウ畑のあちこちを、異常がないか(誰かサボってないか)どうかパトロールしつつ、みんなに惜しみなく愛想を振り撒いて、疲れた心身を癒して回ることが役目。彼も立派な応援部隊の一員です(笑)。
この後、10月中旬頃には、うちのワイナリーを代表するワイン、「バルバレスコ」のためのネッビオーロ種の収穫が控えています。みなさんに成長過程をお伝えしている、あのブドウです。ちなみに、このネッビオーロという名前の語源ですが、イタリア語の「霧(Nebbia=ネッビア)」に由来する2つの説があるんですよ。1つは、ちょうどネッビオーロ種の収穫期に前後して、この辺り一帯に朝晩特有の霧が立ち込めるようになるから。もう1つは、このブドウが熟してくると果実の表面が白っぽく、まるで霧がかかったようになることからとも。まさに「霧を呼ぶ、霧のようなブドウ」というわけですね。
こうして特産の「バルバレスコ」ワインの仕込みが一段落する頃には、ネイヴェ村に冬の足音が聞こえてきます。僕の誕生祝いは、今年もまたその頃までお預けです(涙)。何でボク、こんな収穫真っ盛りの時期(9月28日)に生まれちゃったんだろうなぁ…!?

ではまた次回。Ciao!

©Ritz ITABASHI 2006
プロフィール
10月3日(月)のブドウ畑
雨 午前8:30
気温:11℃ 湿度:70%
「枝がしなるほど、ずっしりと完熟しました。収穫は間もなくです」
バックナンバー
Vol.1 『はじめまして!ぶどう便りをお届けします』
Vol.2 『Buona Vacanza !(よい夏休みを!)』
Vol.3 『初公開!マンマの秘伝レシピ』
Vol.4 『ネイヴェ村は収穫真っ盛り!』
Vol.5 『新酒と栗の季節です!』
Vol.6 『世界最高品質の白トリュフ!』
Vol.7 『2006年はトリノオリンピック!』
Vol.8 『春のスタート・ダッシュ!』
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