Vol.3 『初公開!マンマの秘伝レシピ』
こんにちは、リヴィオ・ヴォゲラです。みなさん、今年はどんな夏を過ごしましたか?この時期、「イタリア人はバカンス三昧」と思ってる人もいるかもしれないけど、そんなことはありません!我が家のように働き詰めのイタリア人もいるんですよ。
さて、今回は僕のマンマからみなさんにサマー・プレゼントとして秘伝のレシピをご紹介しましょう。我がアグリツーリズモで大好評のパスタ「Agnolotti del Plin(アニョロッティ・デル・ピリン)」の作り方です。「ピリン」とはピエモンテ地方の方言で「おつまみ、ひと口サイズ」という意味。つまりこの料理はラヴィオリ風の“ひと口パスタ”なのです。もともとは“貧乏料理”と呼ばれていて、肉や野菜など、そこらにある余り物を全部一緒に大鍋で煮て詰め物にしていました。余った食材を有効に活かす“庶民の知恵”が生んだ伝統食のひとつです。逆に言えば、簡単に手に入る材料で作れるので、みなさんも是非挑戦してみて下さい。
『Agnolotti del Plin(アニョロッティ・デル・ピリン)』

【材料(約4人分)】
 ※好みや余り物の材料次第で自由にアレンジ可能。
(A) 詰め物
  ・肉(仔牛肉や豚肉などのブロック)…約300g        
・野菜 にんじん…1本(みじん切り)
    たまねぎ…1個(みじん切り)
・ローズマリー…適量
・水…約200〜300cc
 ※上記材料を全部入れてひたひたになる程度
・米…スプーン小さじ1(洗わなくてOK)
(B) パスタ生地
  ・小麦粉(セモリナ粉)…約300g
・卵…3個
・水または牛乳…適量(生地の状態によって)
(C) ソース[セージ風味のバターソース]
  ・バター…150g
・セージ…2〜6枚(大きさ&お好みに応じて)
・塩、こしょう…適量
・チーズ(パルミッジャーノ・レッジャーノ)…適量

1. 【詰め物】肉とみじん切りにした野菜類(にんじん、たまねぎ)、ローズマリーを鍋に入れ、材料がひたひたにかぶるぐらいの水を加え、沸騰したら弱火で約1時間煮込む。
お肉が柔らかくなり水分が無くなってきたら米を入れ、芯が無くなるまで更に煮込む。火からおろして少し冷ます。
鍋から肉、野菜とも全部出してミンチ状になるまで細かく刻み、粘りが出るまで混ぜる(※マンマはすべて手作業だけど、ここでフードプロセッサーを使ってもOK)。
[写真1]
[写真2]
[写真3]
2. 【パスタ】小麦粉、卵でパスタ生地をつくり、麺棒で薄く均等に延ばす。
1. で作った詰め物を小さな団子状(親指の爪程度の大きさ)にして、約2cmおきに等間隔に並べる[写真1]。パスタ生地を手前から向こうに巻き込み、指でしっかり押さえてから[写真2]棒状に生地を切り離す。
棒状に連なった詰め物をひとつずつ切り分け、ひと口サイズにする[写真3]。塩をたっぷり入れて沸騰させた湯(ともに分量外)で、約1分間茹でる。
3. 【ソース】バターをフライパンに入れて中火で溶かし、セージを加えて香りが出るまで軽く焦がす。
塩、こしょうで味を調え、チーズとお好みでオリーブオイルを加える。
茹でたてのパスタを和えて完成!

どうです?ちょっと手間はかかるけど、その分お味は最高。この料理のポイントは、マンマ曰く「詰め物の材料をじっくり煮込み、しっかり刻んで練り混ぜること」だそうです。アニョロッティは他のソース…例えばミートソースなどとの相性もいいパスタなので、みなさんもソースや詰め物の材料をあれこれ試してみて下さいね。

ではまた次回。Ciao!

©Ritz ITABASHI 2006
プロフィール
8月24日(水)のブドウ畑
晴れ 午前7:00
気温:18℃ 湿度:60%
「すっかり立派な“黒ぶどう”になりました」
バックナンバー
Vol.1 『はじめまして!ぶどう便りをお届けします』
Vol.2 『Buona Vacanza !(よい夏休みを!)』
Vol.3 『初公開!マンマの秘伝レシピ』
Vol.4 『ネイヴェ村は収穫真っ盛り!』
Vol.5 『新酒と栗の季節です!』
Vol.6 『世界最高品質の白トリュフ!』
Vol.7 『2006年はトリノオリンピック!』
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