Vol.2 『Buona Vacanza !(よい夏休みを!)』
こんにちは、リヴィオ・ヴォゲラです。お元気ですか?こちら北イタリアのネイヴェ村も毎日夏真っ盛りの暑い日々が続いています。…とはいっても、ここは朝晩と日中の気温差が大きいのでとてもしのぎ易く、ブドウにはもちろんのこと、僕たちにとっても快適な気候です。
今はちょうどブドウの剪定作業で大忙し。日本では「早起きすると得をする」ということわざがあるそうですが、イタリアには「寝坊したものは魚を取り逃がす」ということわざがあります。残念ながらこの近くには海がないので魚は獲れませんが(笑)、夏の日の早起きは清々しくて、最高に得した気分になれます。ちなみに僕は毎朝5時に起きてブドウ畑を見回るのが日課です。
さて、今回は我が家のアグリツーリズモ『Carlincarlota(カルリンカルロータ)』を紹介しましょう。
そもそも、我が家がなぜアグリツーリズモを始めたかというと、実はワイナリーに来てくれたたくさんの方から熱烈なリクエストをもらったのがきっかけなんです。歴史を遡れば1600年代の伯爵家筋まで遡れる由緒ある建物を約2年前に僕の両親が買い取って改築し、去年の12月にオープンしました。宿の名前は、以前の持ち主のご夫妻(「Carlo」さんと「Carolina」さん)から付けました。
建物の1階部分にはワインのテイスティングルーム、2階には広いダイニングルームなどがあり、ゲスト用の部屋は見晴しの良い3階にあります。全部で5部屋。少ないと思うかもしれないけど、快適でアットホームなサービスを僕たち家族がゲストに提供するには精一杯の規模です。滞在中は自然いっぱいのこの辺りを散歩したり、サイクリングをしたり、僕のマンマから料理を習ったり、ブドウの収穫を体験したり…皆さん様々ですね。日本からのゲストはまだ本当に少ないのですが、欧州やアメリカなどからは噂を聞きつけて、たくさんの方がこのネイヴェ村の生活を我が家で満喫されてます。
特にマンマの手料理は大好評で、宿帳はいつも世界中のゲストから絶賛の嵐。この「ぶどう便り」を読んでくださっている皆さんにも是非食べてもらいたいなあ。
マンマが作るのは地元ピエモンテ地方の郷土料理が中心で、自家製サラミや生ハムはもちろんのこと、特産のチーズもたっぷり味わえます。
ちなみに左の写真はこの地域でよく食べる「カルネ・アッラルベーゼCarne all' Albese 」といって、新鮮な子牛の生肉をスライスにして、パルメザンチーズ、オイル、塩、コショウで味付けしただけの「アルバ風カルパッチョ」です。シンプルだけど、チーズの塩気で肉の甘みが引き立つ感動の一皿です。
その他、バーニャ・カウダ(*1)、ジビエ肉の煮込み、手打ちのパスタ等々、季節やリクエストによってメニューはいろいろと変わり、ここには書き切れないくらいレパートリ−が豊富です。もちろん、料理に合わせてウチの蔵出しワインも存分に楽しんでもらっています。デザートは妹のロベルタが担当していて、特に「ボネ(*2)」というピエモンテ地方のキャラメルプリンが大好評!兄の僕が言うのもナンだけど、妹も最近、料理の腕をメキメキと上げてきています。
夏休みでイタリア旅行を計画されている日本の皆さんも、時間があれば是非、このネイヴェ村や我が家まで足を伸ばして下さい。「この『ぶどう便り』を読んで来た」と言ってもらえれば、スペシャルサービスがあるかも…!?(住所や連絡先はページ右上の「ヴォゲラ一家とワイナリー情報」のところをクリックして下さいね)。
ではまた次回。Ciao!
(*1)バーニャ・カウダ Bagna cauda
たっぷりの野菜に、ニンニクとアンチョビを溶かした熱々のオイルソースをつけて食べるピエモンテ地方の冬の風物詩。会話が弾み、体も温まる大人数の食卓には欠かせない家庭料理。陶器でできた独特の鍋でソースを温めながら食べるスタイルが有名。

(*2) ボネ Bonet
ピエモンテ地方の郷土料理の一つ。アマレットの風味が効いたキャラメルプリンのような人気のデザート。

©Ritz ITABASHI 2006
プロフィール
8月1日(月)のブドウ畑
晴れ 午前7:30
気温:22℃ 湿度:60%
「ほら、色付き始めました!」
バックナンバー
Vol.1 『はじめまして!ぶどう便りをお届けします』
Vol.2 『Buona Vacanza !(よい夏休みを!)』
Vol.3 『初公開!マンマの秘伝レシピ』
Vol.4 『ネイヴェ村は収穫真っ盛り!』
Vol.5 『新酒と栗の季節です!』
Vol.6 『世界最高品質の白トリュフ!』
Vol.7 『2006年はトリノオリンピック!』
Vol.8 『春のスタート・ダッシュ!』
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