イチオシリストランテ
もっと知りたい!イタリア料理
山間部が多く、酪農が盛んな北部。気候温暖で肥沃な土地の中部。地中海気候でアフリカ、中近東文化などの影響を受ける南部。そんなイタリアには地域や風土を反映した“郷土料理”がたくさんあります。このコーナーでは代表的な料理を紹介しながら、本場の味が愉しめるイチオシリストランテもご紹介します。
北部の料理
中部の料理
南部の料理
[ポレンタ] [リゾット] [パルマハム] [ピチ] [トリッパ] [ディアボラ] [唐辛子] [ウイキョウ] [ピッツァ]
[タレッジオ] [バルサミコ] [手打ちパスタ] [カッチャトーラ] [マグロ] [魚介類]
シエナ地方の名物、手打ちパスタのピチ
 世界的な文化遺産の残るシエナ、ピサなどで知られているトスカーナ州。郊外には素朴な田園風景が広がり、小麦粉、とうもろこし、ぶどう、オリーブ、豚、羊など様々な農畜産物が生産されています。特に、フィレンツェからピサにかけてのキャンティ地方で作られるキャンティワイン、青い実の段階で搾って作るトスカーナ独特のスパイシーなオリーブオイル、貴重なチンタネーゼという種類の豚を使った食肉加工品などは、恵み豊かなトスカーナ州ならではの食材といえます。

 フィレンツェから南に約70km、ぶどうとオリーブ畑の田園を抜けた場所に位置するシエナの名物は、手打ちパスタの「ピチ」。小麦粉とラード、水、塩をあわせて滑らかになるまでよく練る、卵を使わないこのパスタは、まるでうどんのよう。ラードが入っているため、うどんよりもよりつるんとした表面で、しっかりとしたこしがあります。
「トスカーナの伝統的パスタ“ピチ”と自家製ソーセージのソース」
オステリア・イル・ピッチョーネ<新宿>
「まるで讃岐うどんのよう。イタリアは周囲を海にかこまれていますし、ひょっとしたら日本の食文化と似ている部分があるのかもしれません」(今井シェフ談)
 シエナのピチを味わえるのが、「オステリア・イル・ピッチョーネ」のプリモピアット「トスカーナの伝統的パスタ“ピチ”と自家製ソーセージのソース」です。濃厚なソーセージのソースがからめられた、モチモチとしたピチは実に味わい豊か。たっぷりと添えられたペコリーノ・ロマーノのチーズがさらにコクを、カリカリとしたクルミや松の実が香ばしさを加えます。

 こちらの今井寿シェフは、10数年前、はじめてイタリアに足を運び、シエナの地元の方のお宅を訪ねたそう。そのとき、ちょうど、庭でおばあちゃんとお孫さんが仲良く作っていたのが、ピチの生地。二人の愛情がたっぷりと込められたピチにとても感激をしたことがきっかけで、この料理を作るようになったそう。もちろん、ソースもおばあちゃん直伝のリチェッタ(レシピ)。「料理になくてはならないのが愛情。それを教えてくれたのがイタリア郷土料理であり、マンマの味でした」と話します。

 母から子へ、今なお代々と受け継がれているイタリア郷土料理に込められた、マンマの豊かな愛情を感じたひとときでした。
「イタリアに行くたびに、手作りの新鮮な味に出会います。いつまでも記憶に残るマンマの味をこれからも伝えていきたいですね」(今井シェフ談)
リストランテ詳細情報
「オステリア・イル・ピッチョーネ」
住所
東京都新宿区新宿6-26-2 コーラルビルB1F
tel:03-3204-6488
fax
:03-3204-8977
http://www.interq.or.jp/japan/
sprint/osteria/

営業時間
11:30〜14:30(L.O.)
17:30〜21:30(L.O.)
土・日・祝日のランチは12時から
定休日:無休
※12月21〜25日までは、クリスマスフルコースディナーをご用意。
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