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オルトラルノのサント・スピリト地区の路地には中世からのアパートが残っていて、生活感がいっぱい。アパートの窓の下に乾してある洗濯物からも、下町風情がうかがえます。 |
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サント・スピリト教会辺りから西側に広がるサン・フレディアーノ地域には、家具の修復工房を始め、額縁工房、絵画修復工房、骨董屋、皮革工房などが軒を連ねています。T・タッソ広場では、テントの下で骨董品が売られ、アンティーク家具もあれば、燭台や置物などさまざま。何かおもしろいものはないかと、つい足を止めてしまう場所です。 |
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| オルトラルノは地元客で賑わう庶民的なトラットリアやバールが多い地域です。順正と恋人・芽実が食事をしていたT・タッソ広場に面したAlla
Vecchia Bettola(アッラ・ヴェッキア・ベットラ)も、昔から地元の人々に親しまれてきたトラットリア。看板に、ワインのフラスコ型ボトルと葡萄がデザインされてるのが、お洒落。 |
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| フィレンツェで最も古い教会のひとつサン・フェリーチェ教会にある聖母子画。灯りに照らし出された柔和な聖母の顔に思わず惹きつけられるはず。フィレンツェでは、教会のほかにも街のあちこちに聖母子や聖人が見られます。 |
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ルンガルノから一本サント・スピリト教会側に入った通りに構えるマエストロである友人エレナの工房。中世の趣が漂うこの建物は、昔は中庭側にあるサント・スピリト教会の修道院だったそう。彼女の工房は“ピアノ テッラ”(日本でいう1階)にあって、高い天井と大きなアーチ型の窓がとても印象的。重厚でひんやりした部屋の中に、窓から柔らかい光が差し込んできて、静かで穏やかな空気が流れています。順正の通っていた工房もこんなところだったのでしょうか。 |
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エレナが今手掛けているのは1700年代のヴェネチア派絵画。作業した部分とこれから手を入れていく部分とでは、素人の私にもはっきりと違いがわかります。まるで絵が息を吹き返していくよう。
「フィレンツェのどこが好き?」と問われたら、私は「古いものを大切に残しているところ」と答えるでしょう。エレナの工房もまさにそうです。無造作に立てられた筆、絵の具のチューブ、イーゼル、棚に並べられた粉末絵の具や薬品の瓶、どれも年季が入っていて、この空間にしっくりと馴染んでいました。古いもののよさを残し、現在に生かし続けている、初めて来た場所なのに、懐かしい思いでなんだか胸が一杯になりました。 |
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イタリア・フィレンツェ在住。(株)IMAGICA退職後、1998年6月に渡伊。
Fondazione Studio Marangoni ( Firenze )にて写真技術を学んだ後、トスカーナ州を中心にイタリア国内外で写真を撮り続けている。フィレンツェのISTITUTO
EUROPEOや 東京飯田橋 ギャラリー21などで写真展やグループ展を開催。 |
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