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トスカーナ出身の人気映画監督ロベルト・ベニーニの新作映画“Pinocchio”がイタリア全土で昨年初冬に公開されました。“LA
VITA E’ BELLA”(原題)等数々の作品をヒットさせ、ヴェネチア映画祭などでも授賞しているベニーニ。喜劇俳優としても大人気の彼が、今回はここフィレンツェで生まれた童話「ピノッキオ」を映画化したということで、かなり話題になっています。
嘘をつく度に、どんどん鼻が伸びるピノッキオ。イタリアでは、日常の会話の中でも「鼻が伸びてきたよ」と言うと「嘘を言ってるな」という意味としてしょっちゅう出てきます。町中でも、ピノッキオの操り人形や絵本などをよく目にします。この映画の影響で、今年はさらにあちこちでピノッキオが姿を現しているようです。
肝心の映画の評判は?というと、トスカーナの美しい風景などのシーンは納得。しかし“あのベニーニ”の作品にしてはストーリー展開が原本に忠実すぎて、もの足りないという声を耳にします。確かに、子供向け映画という感あり。映画館でも子供連れのお客さんが多かったようです。ところで余談ですが、ベニーニの話すイタリア語はかなりトスカーナ訛りがあります。映画の中でもベニーニ扮するピノッキオがジュゼッペじいさんのことを「お父さん“Babbo(バッボ)
”」と呼んでいます。トスカーナでは誰でも使う言葉ですが、他の地域では“PAPA’(パパ)”など別の呼び方をします。
最後にピノッキオ公園(Parco di Pinocchio)の紹介を。ピノッキオの作者、カルロ・ロレンツィーニのペンネーム“コッロ−ディ”は、彼のお母さんの出身地であるコッローディという村の名前から取ったものだそうです。フィレンツェから列車、あるいはLAZZI社のプルマンでルッカまで行き、そこから東へ更にバスで40分ほど。美しい庭園となっていて、晴れた休日などのんびり過ごすのに良いでしょう。
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| フィレンツェ在住・岡田麻里 |
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