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Mille Miglia(ミッレ・ミリア)はイタリア語で1000マイル。そして毎年5月、イタリアで行われる1000マイルを走り通すレースだ。北イタリアボローニャ州でミラノに次ぐ街ブレシアからローマを折り返し点に、往路はイタリア半島のふくらはぎ側、復路はすね側を通って、ブレシアへ2日半で戻る。
出場できるのは、レースが始まった1927年から、観客を巻き込む大きな事故によって中断されることになった1957年までに製造されたスポーツカーに限られている。レプリカや改造車はダメ。オリジナルだけ。だから、Mille Migliaは、旧車ファンにとっての憧れであり、出場できることだけでも、とても栄誉のあることなのだ。 |
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レースは、チェックポイント間を規定時間にできるだけ近づけて走るタイムトライアルを基本にした耐久レース。だから、チェックポイント手前1kmで10分も残っていると、カタツムリのような走りをしなくてはならない。クラッチは重いし、ステアリングだってもちろんパワステなんかない。オープンカーなら雨が降れば、合羽を着て足下に溜まる水とも戦わなくてはならない。
それでも笑顔で走る人たちに、イタリアの人たちは声援を惜しまない。「若い頃からずっと見てるのよ」というおばあさんは、車を見送る時に、娘時代の甘酸っぱい記憶を呼び起こしているのかもしれない。
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ブレシアでは1958年以降も何度かは、規模を小さくしてMille Migliaを開催していたらしい。彼らにとってMille Migliaは、京都に暮らす人にとっての祇園祭のように、1年の生活のリズムにしっかり組み込まれたものなのだろう。
1982年には合法的なクラッシックカー・ラリーとして復活。この年には222台、今では世界各地から300台以上、日本からも毎年10台以上が参加している。
これに倣って、1997年に日本で誕生したのが、La Festa Mille Miglia。5周年の今年は年々増えてきた出場車が103台になり、知名度も上がって、日本でも確実に根を下ろしたようだ。
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| (文・写真=アトリエ・シュパース) |
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