ラテンなことわざ
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第7回
特別編
 
人生を楽しくするラテンなことわざに注目 ことわざを読み解けば、イタリア人の感覚や考え方が見えてくる!! 全7回連載!イタリア語を楽しもう
第7回 人の好みはさまざま
 GUSTI(GUSTOの複数形)は味、好み、審美眼で、TUTTI(TUTTOの複数形)はすべてという意味。日本のことわざで言うなれば、「蓼食う虫も好きずき」。それぞれ人の好みはさまざまで、時に理解し難いこともあるという意味のことわざです。
 TUTTI I GUSTI SONO GUSTI、リズムも語呂も軽快で、覚えやすいですね。そして、このことわざについて、マリアーニさんが自身の体験に基づいて教えてくれた例文は…。
A: Vorrei spaghetti al natto.
  納豆スパゲティが食べたいな。
B: E che cos'il natto?
  納豆って?
A: E' un tipico prodotto giapponese che consisite in fagioli fermentati.
  日本の伝統的な食べ物で、豆を発酵させたものなんだ。
B: E tu mangi spaghetti al natto?
Tutti i gusti sono gusti ma questo mi sembra troppo!
  君は納豆のスパゲティなんか食べるの?
人の好みはさまざまと言うけど、納豆スパゲティは行き過ぎじゃない!


 ちなみに、納豆とスパゲティの組み合わせ、マリアーニさんは大のお気に入りとのこと。

 個人の好みや感覚をきちんと表現することを重んじるイタリア人ですから、このことわざ、イタリア人とのコミュニケーションのアクセントとして頻繁に引用できそうです。
 ちょっと余談ですが、「GUSTO」というスペルを見て、ファミリーレストランの「ガスト(GUSTO)」を思い浮かべた人も多いのでは。そう、「GUSTO(正しい発音はグスト)」はイタリア語だったんです。「味」という意味からレストラン名に起用したのでしょうか。マリアーニさんの話によると、たいていのイタリア人は路上のGUSTOの看板に「好み? 何の好み? 一体どんな場所なの?」とすごく不思議に思うんですって。

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