Buono Buono!!
  イタリアを旅するとき必ず立ち寄るのがメルカート(mercato=市場)。どの町にも、そこに暮らす人々のためにメルカートがあります。何が採れて何を食べているのだろう。土地の人の生活が良く分かり、わくわくして何時間いても飽きない場所。メルカートは入場料を払わず楽しめる面白スポットなのです。  
文・写真:村松 溶子

Spaghetti al Granciporro ワタリガニのパスタ
日本ではお鍋が恋しい季節。お鍋の食材として身近なワタリガニを使って、ワタリガニのパスタを作ります。もちろん材料はお鍋用のもの。この時期、簡単に手に入るので思い立ってすぐ作れるのがポイントです。
■ 材料(2人分)
パスタ
(リングイネ等)
160g
ワタリガニ
(鍋用)
約400g
ホールトマト
(缶詰)
1缶(400g)
EXオリーブオイル 大さじ2〜3
ニンニク
(みじん切り)
1かけ
トウガラシ
(タネを取ってちぎる)
2〜3本
ドライオレガノ 小さじ1/2弱
フレッシュバジル 7枚程度
自然塩 適宜
黒胡椒(ひきたて) 適宜
酒(ワイン等) 大さじ1

■ 作り方
1: パスタを茹でるためにたっぷりの湯を沸かす。
2: ワタリガニはキッチンハサミなどで足を斜めに切って身を出す。細い足はそのまま使う。殻もすべて使うのでボールにひとまとめにしておく。
3: フライパンにオリーブオイルとニンニク、トウガラシを入れて弱火で香りを出す。
4: 香りが出たら2を入れ強火で殻が赤くなり香りが出るまで良く炒め、酒を加えアルコール分を飛ばす(*できればフランベしてください)。次に塩・胡椒。
5: 火を弱め、トマトを手でつぶしながら加える。ジュースも入れて弱火で煮込み始める。ドライオレガノはこのとき入れる。
6: 用意した湯に塩を一つかみ入れパスタを湯で茹で始める。
7: 5のソースが3/2程度に煮詰まったらいったん火を止める(煮詰まり過ぎたら水を足す)。パスタが茹で上がる2分くらい前に再び弱火にかけ冷めないようにする。
8: パスタが茹で上がったら、ザルにあけ水気を切り、フライパンのソースと良く合える。フレッシュバジルはパスタを入れる直前にちぎってソースに入れておく。
  簡単付け合わせ:みず菜を洗って良く水気を切りざく切りにする。柿の皮をむき、スライスして適当な大きさに切る。二つを合わせて混ぜ、食べる直前にオリーブオイル・塩・酢をかけ良く混ぜ合わせる。
 
■ ワンポイント
このパスタはトウガラシを多めに使い、辛くした方が美味しいです。
料理に使うお酒はワイン・日本酒・紹興酒・ブランデー、何でもOK。
ソースの塩味は少しきつめに。さらりとしたソースが好きな方はホールトマト缶のジュースの量を減らし代わりに水を使います。
海のものを料理するときはやはり海塩が合うようです。塩は料理の基本、美味しいものを!今日は行きつけのレストランで手に入れた「海人の藻塩(あまびとのもしお)」*を使いました。旨味のある塩で料理にコクが出ます。

ハーブはバジルの代わりにイタリアンパセリでも。手に入らなければドライオレガノだけでもOK。その場合は少し多めに入れてください。

ワインは良く冷えたソアベなどを。
  ■ 入手先
*朋和商事株式会社(総販売元)http://www.moshio.co.jp/
  次回の更新は11月29日(金)。豚肉とモッツァレラチーズのバルサミコ風味をお届けします。お楽しみに!
目で楽しむイタリア
  ワタリガニは手を使って食べます!特に足の付け根のところは美味しさが詰まっているので、忘れず食べましょう。フィンガーボールはひょうきんな魚が可愛いイタリア・DESIMENO製。  
   
プロフィール
村松 溶子(むらまつ ようこ)
  毎年2週間ほどのバカンスをイタリア各地で過ごす。「食」へのこだわりは相当なもの。「Buono Buono」では、身近な食材で作れるシンプルなイタリア料理を中心に提案。

「グローバルに考えて
ローカルに生きる」
縁あって地球の日本に生まれ育ちました。だからこの国の伝統や文化を大切にしたい。縁あってイタリアと出会いました。だからイタリアのことも理解し身近に感じていたい。二つの国には食文化や手仕事にたくさんの共通点があるし精神的にわかりあえる部分も大きい。だからスローフード運動のようなものを通じて、一緒に少しでも世の中の軌道修正ができればと思っています。
 
   
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