| 文:Love Italyイタリア支部 亀山絵美 |
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| 今年も3月21日、22日の2日間、イタリアソムリエ協会Versilia支部主催のワインイベント「Premio Versilia」が、ここトスカーナ州ヴェルシリア・ピエトラサンタにて盛大に開催されました。このイベントはソムリエ協会に貢献した人物に敬意をこめてPremio(賞)が贈られるもので、昨年はスプマンテで有名な「Berlucchi」のFranco Ziriani氏、一昨年は世界に誇るワインカンティーナを持つフィレンツェのレストラン「Enoteca Pincchiori」のオーナーGiorgio Pincchiori氏など、そうそうたるメンバーが受賞しています。そして今年は、メディアを通じてワイン文化を紹介しているRai3のMassimo Lucchesi氏が表彰されました。 |
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| 入口前でAIS会長(左から2番目)はじめソムリエ達と |
会場となる教会 |
入口付近の様子 |
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それでは、イベントの様子をご紹介しましょう。会場となったのはPietra Santa市の中央の広場に面する教会です。まず、入口でチケットを購入し、入口横の受付で試飲用グラスとグラスホルダーを受け取ります。グラスには「Premio Verislia・Massimo Lucchesi・2004」と今年の受賞者Massimo氏の名前が刻印されているので、とても良い記念品になります。
グラスを首から下げ、いざ会場内へ!入口から階段を上がりそのまま中庭に出ると、そこにはワイナリーのテーブルが所狭しと並べられています。入口で渡されたプログラムを見て、真っ先にお目当てのワイナリーに向かうマニア派あり、入口から順に試飲をしていく正統派ありと、思い思いに会場を周ります。
今回参加したワイナリーは128社。イタリア各地から自慢のワインを持って集まった生産者たちは皆、参加者一人一人の質問に納得のいくまで答えてくれます。これは業者向けではない、ソムリエ主催のイベントの良いところとも言えます。ワインの特徴から育った土地、今年の出来、お勧め料理などなど、気のいい彼らの話はつきません。生産数が少ないけれど本当においしいワインや、造っている人々の気持ちが伝わってくるワインと出会えるのも、じっくりと話を聞けるこのイベントならでは。
午前中は白ワインから始め、途中休憩を取りながら午後にかけて赤ワイン、そして最後には食後酒・・・とフルコースで皆さんゆっくり楽しんでいたようです。 |
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| 生産者の話を聞きながらワインが飲めるのもこのイベントの醍醐味 |
Veronelli氏を囲んで。ワイン界の大物ながらとっても気さくな方でした |
日本人の方も見かけました。Love Italyのサイトを見て知ったと言う方も!! |
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| そして何よりこのイベントのもう1つのお楽しみは、「Prpdotti Tipici(地元の食材)」を味見できること。このような場所での食事と言うのはあまり満足いかないことが多いものですが、このイベントでは味見と言っても侮れません。イタリア人(それも食の案内人ソムリエ)の舌もうならす「本物の食材」揃い!お昼近くなると皆レストランコーナーに自然に集まり始め、ピークになる頃には地面も見えないくらいの人の数。店を出しているのは地元レストランのシェフたちで、日頃自慢の腕を振るい、本当においしい料理を出していました。 |
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| メニューの一例は次のとおり。 |
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Pappa Al Pomodoro/パッパ・アル・ポモドーロ(トマトのパン雑炊) |
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Zuppa Di Farro/ズッパ・ディ・ファッロ(穀物のスープ) |
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Zuppa Di Tonno/ズッパ・ディ・トンノ(マグロのスープ) |
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Polenta Versiliana/ポレンタ・ヴェルシリアーナ(ポレンタ ヴェルシリア風) |
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Cacciucco/カチュッコ(魚介のスープ)など。 |
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| 1時間おきにいろいろなレストランから出される料理は、オリーブオイルにつけたプロッシュート、新鮮な豚肉を使ったサルシッチャ・クルーダなど、どれも絶品!!夕方にはデザートも振舞われ、デザートワインと共に味わう人々で再び人だかりが出来ていました。おいしいワインを飲みながら、次から次へと途切れなく出される料理をたいらげる様子に、「ワインと食」の切っても切れない関係をしみじみ感じた一幕でした。 |
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| テントの中から人が溢れるくらい |
オリーブオイルにつけて造った珍しいプロッシュート |
大きな鍋もあっという間に空っぽに |
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期間中は、各地域を代表するワイナリーによる地域のワインの理解を深めるためのセミナーや、「ワインと食事の相性」をテーマにVersilia地域のサラミ、チーズとワインの相性を研究するセミナーなども行われ、イタリアソムリエ協会会長をはじめ各地域の代表ソムリエ達も非常に熱心に聞き入っていました。
礼拝堂内では2日間に渡り、「トスカーナNo.1ソムリエ」を決定するコンテストを開催。1次試験の筆記を経て、2日目の最終審査には3名が残り、舞台上での公開コンテストへ。大勢の観客が見守る緊迫した雰囲気の中、4種ワインのブラインドテストや試験官との質疑応答、ゲストに扮した試験官の希望を聞き出し、料理と好みに合うワインを選んでサービスするなど、次々と出される難題に、おしゃべりをたやすことなく対処していく彼らは、さすがイタリア人ソムリエ!ショーのようなコンテストに思わず見入ってしまいました。そんな中、見事優勝に輝いたのは、地元代表のAndrea Barsani氏。コンテスト終了後に行われた表彰式ではそれぞれの受賞者に記念品が手渡され、イタリアワインブックの流れを作ったと言われるLuisi Veronello氏からも賞賛の言葉が寄せられました。 |
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| セミナーの様子 |
ソムリエコンクール優勝者を囲んで |
賞品 |
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2日目の夜は、世界的に有名なBriatore氏が経営する今一番人気のレストラン「Twiga」で、Premio Versiliaの無事成功を祝う盛大な食事会が開催され、各地の生産者やソムリエ、ワイン愛好家など、大勢が参加。今回の出展品の中でも厳選されたワインがサービスされ、Premio Versilia 2004は大盛況のうちに幕を閉じました。
今回のイベントを振り返って、主催責任者のLeone Lamacciotti氏は、「2003年の猛暑と近年の傾向もあって、紹介されたワインはアルコール度数が高いものの、非常によい管理のもとで製造され、アルコールの強さを感じさせないほど素晴らしいものが多かった。今年も興味深い発見があった」とコメント。
生産者の声を聞き、彼らの熱い思いのこもったワインを飲めば、きっと何かが伝わってくるに違いありません。ワインに始まりワインに終わるイベント「Premio Versilia」。来年はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
Premio Versilia 2004のホームページ
http://www.premioversilia.org/ (イタリア語のみ) |
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Accademia Dei ViniはAIS(イタリアソムリエ協会)の協力により、日本の皆様にイタリアワインをより深く知っていただくために生まれました。イタリアから旬な情報、おすすめワイン、イベント情報など、ワイン初心者から愛好家まで幅広く楽しめる内容でお届けします。 |
| Accademia Dei Vini 代表 Roberto Bellini |
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