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今回は、NHK教育テレビ「イタリア語会話」、NHKラジオ「イタリア語講座」でもおなじみの、モニカ・ブレッサッリアさんに体当たり。NHK以外にも、各種カルチャーセンターや大学等でイタリア語を教えている。来日したのは2003年6月とまだ年数は浅いが、イタリア語教師としての顔のほか、ダンスのオーガナイザー、司会者、翻訳者、作曲家等、実にさまざまな顔を持っている。まさにノリののった在日イタリア人だ。そんな彼女の今に至る経緯を探ってみた。
彼女は小さいころから外国に対する好奇心が強く、小学生のころには自らカセットテープを使って外国語の勉強を始め、高校ではフランス語、英語、ドイツ語の3ヶ国語を学び、大学はフランスのソルボンヌ大学で世界中の学生が集まる環境の中、異文化コミュニケーションを専攻していた。この頃はコンテンポラリーダンスの活動にも目覚め、熱心に練習を重ねてダンサーとしての道も夢みていた彼女。そして大学卒業後、新卒での就職は非常に難しいといわれるイタリアで、ダンスのオーガナイザーとしての仕事を手にした。他に何が必要?と思わせるうらやましい状況だ。
そんな彼女に転機が訪れた。ソルボンヌ時代からお付き合いしていたボーイフレンドが、日本に転職することになったのだ。葛藤の後、彼女はその満たされた状況を潔く捨ててしまった。大好きだったダンスの仕事を辞め、今まで培ってきた語学力も直接役立つことのなさそうな日本という地で、ゼロからチャレンジすることを決意したのだ。
不安と期待を胸に秘め、ひたむきに努力を続けてきた彼女。いまや不安と期待が混在している様子は全くない。「人生は時々、私たちにふさわしいものを与えてくれる」。彼女の口からふとそんな言葉が飛び出した。それは、確証めいた強い口ぶりではなく、もうそれをごく自然のこととして受け入れているような穏やかな口ぶりだった。「今は毎日いろんな人に出会えて、いろんなことを学んで、いろんな経験ができてすごく幸せ。まだまだこれからが楽しみ!」という彼女。軽やかに変化を楽しみ、努力し続けられる彼女に、これからどんなにたくさんのチャンスがやってくることだろう。
昔、私が転職活動に明け暮れていたころ、ある会社の面接がいつのまにか人生相談の場に変わってしまい、面接をしてくださったその会社の社長さんが、真剣に語ってくれた言葉を思い出した。「一般的に言えば難しいとか、確立が低いといわれる道であっても、自分を信じて突き進み続けられた人のみ、なにかしらの形を残している。完全燃焼した後には、その時の自分にあった道がまた用意されている」と言っていた。そのときはピンとこなかったけれど、これはまさに、彼女のことではないか。先の見えない未来に向けて一歩を踏み出すとき、「人生は、ふさわしものを与えてくれる」という言葉が、今度こそ私の背中を押してくれることだろう。弱気になりそうなときの心のサプリメントにしたい。 |
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岩波えり子
「日本人は電車の中でだれも話しかけてくれない」という、あるイタリア人の言葉が印象に残る。
イタリアの電車の中っていったい?澄みきった青い空、おおらかな人々、おいしい料理に漠然と憧れるイタリア関連超素人。 |
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