La Settimana Italiana 政治・経済
社会・文化
このコーナーではイタリアの政治、経済、社会、文化における注目ニュースをお届けしています。 毎週水曜日更新
社会・文化[2003/06/25]
■ 肝臓を守るためにも、コーヒーはおすすめ


 イタリア人の朝食はカップッチーノ(コーヒーとホットミルクを混ぜたもの)とブリオッシュが定番。そして仕事の合間、昼食後、間食、そして、夕食後にと日常生活とは切っても切れない。しかし残念なことに、コーヒーは体調がおもわしくないとき、特に肝臓に不調が見られるときには「飲んではいけないもの」の一つに数えられていたが、そのようなコーヒーの名誉挽回をするようなニュースが発表された。

 
「コーヒーは決して肝臓に悪いものではなく、肝臓を守るためにもある程度は飲んだ方が良い」と国立発育研究所より発表されたのである。この研究チームの代表を務めたアミーチス研究者は「1日3杯くらいのコーヒーは、決して体に悪くない。むしろ酵素を押さえる役目があることから、肝臓関係の病気に良い結果をもたらすことが研究で分かりました。特に女性に多く見られる胆嚢の症状や肝硬変を患う人は、コーヒーは飲んでいただきたいものの一つ。8杯も9杯もというのでは困りますが、一日に約3杯くらいなら、是非とも飲んでいただきたい。患者の数から計算すると、イタリアだけで約4,000万杯のコーヒーが必要になるでしょう」と朗らかに語る。

 しかしながら、頭痛に関しては注意が必要のようだ。頭痛の権威であるディ・サーバト医師によると「コーヒーと一口にまとめてみてもカフェインの含有量はそれぞれに違います。自宅でつくるエスプレッソコーヒーには約60〜130mg、バールで飲むエスプレッソには約50〜120mg、粉末状でお湯で溶かすタイプには約40〜110mgが含まれています。強い頭痛に悩まされて私の所に来る患者のほとんどが、一日8杯以上コーヒーを飲むコーヒー依存症といっても良い患者。気分的に落ち込んでいたり、心配ごとがあったりするときにはコーヒーを控えるほうが懸命だと思います」とのこと。
 

記事:山田裕美
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