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| ロベルト・ベニーニ(左)とダニーロ・ドナーティ(右) |
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本作の美術監督と衣装デザインを担当した巨匠、故ダニーロ・ドナーティは、子供の絵本を破って、現実に持ち込んできたような感じで本作を作りたかった。と同時に、ピノッキオの生誕地イタリアの魅力やえもいわれぬ美しさも表したいと思った。彼はデザインの参考にしようと、初期に出された古い本から最近の漫画まで、自分が手にできる「ピノッキオ」の絵本を片っ端から開いたが、最終的には自分の豊かな創造力に頼った。
悲しいことに、ドナーティはちょうど本作の製作が終了した数日後、このすばらしいデザインを遺言として残し、この世を去ってしまった。
今回のデザインでは、つねに変わる舞台の変化にできるだけ対応できるように、組み替え容易なセットを用意した。それぞれの家は、必要なとき昇降や移動がすばやくできるように、車輪のついた空気入りの土台の上に建てられた。
ドナーティにとって最も苦労したのは、華麗なおもちゃの国のデザインだった。コッローディの原作には、おもちゃの国に関して特別に記述されているわけではない。ただ“どこにも存在しないような場所”と書いてあるだけだ。だからドナーティは自由に想像を膨らませることができた。「自由におもちゃの国を想像し、好きなように解釈することができた」とドナーティは語る。「それで互いに重なり合い、写し合う鏡のような映像を組み合わせることを考えた」
ドナーティはおもちゃの国のデザインに夢中になったあまり、そこに登場する500 近いおもちゃまで一つひとつ自分でデザインを起こした。「結局このドリームランドは、遊びへの想像力と驚きとを表している」と彼は語る。「願望のすべてとでもいえるかもしれない。でも、あくまで夢の世界で、だからこそかくも美しい」 |
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