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| 故フェデリコ・フェリーニが夢見た世界を受け継ぎ、 最高のスタッフ・キャストをローマのスタジオに集結させた。 この待望の新作は、今は亡き巨匠フェデリコ・フェリーニが、遺作『ボイス・オブ・ムーン』(’90)に出演し、撮影中に意気投合したベニーニを主役に構想していた。惜しくもその夢は実現されなかったが、それから10年、その遺志をくみ、ベニーニ自身が監督・脚本で遂に完成させたのである。 この夢のような世界を一体どのように生み出せばよいのか?これが最大の難問であったが、子供たちが思い描く自由奔放でシュールな架空の世界に現実味を加味し、不思議だがよりリアルな世界観を目指す事にした。 まず、『ヒート』『インサイダー』でハリウッドで活躍中のイタリア人撮影監督ダンテ・スピノッティを呼び寄せ、現実とファンタジーを融合させた映像を作り、トスカーナの広大な風景に、この世にないきらめきを散りばめる事に成功した。さらに美術監督と衣装デザインにイタリア映画界の重鎮、『アマルコルド』『カサノバ』『ボイス・オブ・ムーン』等のフェリーニ作品、『ソドムの市』『アポロンの地獄』等のパゾリーニ作品になくてはならない存在のアカデミー賞2度受賞のダニーロ・ドナーティを招き、ローマの巨大スタジオに1年かけていくつものセットを作り出した。原作に書かれていた“どこにも存在しないような場所”が現れたが、残念な事にこの素晴らしいセットが遺言となり、マエストロはこの世を去った。また、仕上げのために『グリーン・デスティニー』で驚きの映像を披露したSFXの達人ロブ・ホジソンに「自分の肉体で演じたおとぎの世界に魔法のベールをかけるように」とベニーニは最後に依頼した。 |
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| さらに感動を盛り上げる音楽には、『ライフ・イズ・ビューティフル』でアカデミー賞を受賞したニコラ・ピオヴァーニ。『ジンジャーとフレッド』『ボイス・オブ・ムーン』などのフェリーニ後期の作品を支え、『グッドモーニング・バビロン!』などのタヴィアーニ兄弟の作品や最近では『息子の部屋』等のナンニ・モレッティ作品を手掛け、現代のイタリア映画界を代表する作家の作品を手掛ける。本作は『ライフ〜』から一転、トスカーナに響きわたる雄大な音楽を作り出した。また、エンドクレジットには「ピノッキオのカンツォーネ」を作曲し、なんとベニーニ本人に歌わせているのでお楽しみに。 キャスティングもベニーニらしさを極めた。CG技術やアニメーションの代わりに、ユーモアを高め、生身の人間の動き、その魅力と迫力を重要視し、さらに原作を反映できる顔、独特でおかしな表情を求めた結果、オール・イタリア人キャストを揃えた。ピノッキオを導く“青い妖精”のお馴染みニコレッタ・ブラスキを筆頭に、ピノッキオの親友ルシーニョロに『愛のめぐりあい』のキム・ロッシ・スチュアート、ジェッペット爺さんに『鉄道員』のミーノ・ベレイ、キツネとネコに人気のコミック・デュオ マックス・カヴァッラリ&ブルーノ・アレーナ、物を言うコオロギにナポリのキャバレーパフォーマーで歌手のぺッぺ・バーラなど往年の名作に出演した俳優を始め、舞台俳優から芸人に至るまで、多彩な顔が次々と登場する。肝心のピノッキオはといえば…見てのお楽しみ。 |
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