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インフラ整備の遅れ
イタリアのインフラ整備が遅れている。'95〜'05年に整備されたインフラでは、高速道路の全長が欧州平均で38%伸びたのに対しイタリアは2%、敷設された高速鉄道はスペイン1,000km、フランス1,500kmに対しイタリアでは560km。また保育所も不足しており、0〜2歳児の8%(欧州目標値33%)しか受け入れられていないなど遅れが目立つ。原因はコスト高と官僚主義による非効率的なシステムだ。1kmの高速鉄道敷設にかかる費用は、フランスやスペインの1千万ユーロに対しイタリアでは3,200万ユーロ、1,500万ユーロの入札を行なうのに6年もかかると言われる。そもそもインフラに充てる公的資金のGDP比は、欧州平均の7.8%に対し2.5%だ。インテーザサンパオログループのインフラ開発銀行役員チャッチャ氏は、州単位で徴収を行う連邦主義的税制への移行が鍵だとして、「その上で民間から資金を集め、公的資産を合理的に利用するための条件を整えなくてはならない。必要なインフラ整備にかかる費用は約2,500億ユーロ。ヨーロッパ先進国と同様巨大プロジェクトに投資を行なうべき」と説明する。欧州投資銀行を始め、各種金融機関、地方自治体、財団、民間銀行が資金を出し合うとして計画が進んでいる。
 

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協力 田村 恭子
川上 伴恵
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