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頼れる存在、海難事故救助犬
バカンスシーズンの週末、海水浴客でにぎわう海辺で働く犬たちがいる。ニューファンドランド、ラブラドール、ゴールデン レトリバーといった水を怖がらず海が大好きな品種の救助犬で、数年前からイタリア各地で活躍するようになった。イタリア救助犬学校(Sics)で訓練を受けた犬たちで、災害対策班のボランティアの人たちをリーダーとして救助にあたる。きっかけは20年前に災害対策班に所属していたピレンガさん(現Sics校長)が、自分の飼っていたニューファンドランド犬を救助に使えないかと思いついたことだ。愛犬に海岸警備隊や空軍で人間が使う救助技術を教えたところ、従順な性格もあってよく覚え、陸上や水中での訓練をこなし、モーターボートからの飛び込みやヘリコプターからの落下までできるようになった。4つのハンドルが付いた救命道具を犬に着せると4人の人間をつかまらせたまま1時間も泳ぎ、その作業を4〜5回繰り返せるが、人間だとそこまでの体力はない。なによりも犬はこうした作業を遊び感覚でやるというから驚きだ。数年前にはポジターノで子供を救助、モルヴェーノ湖でペダルボートが沈んだ時に7人を救ったこともある。毎年更新されるSics発行のライセンスを持つ250匹の救助犬たちは、この夏もトリエステからシチリアまで全国の海で活躍することだろう。
 

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協力 田村 恭子
川上 伴恵
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