CULTURE カルチャー
『随筆日本 ― イタリア人の見た昭和の日本』  
[2009/11/25 up]
来る11月27日(金)、イタリア文化会館アニェッリ・ホールにてフォスコ・マライーニ著『随筆日本』翻訳出版記念イベントが開催されます。

フォスコ・マライーニは、文化人類学者、作家、写真家など多彩な顏を持っています。彼は、戦前から戦後にかけての激動の時代と、その後何度かの日本滞在期間を通して、変りゆく日本と日本人の姿を見つめ続けました。この貴重な体験から、『随筆日本』(1956年)が生まれました。日本の文化と歴史に関する怜悧な考察を、深い愛情と感性あふれる文章で綴られています。 『随筆日本』は、イタリア本国で何度も版を重ね、また数ヶ国に翻訳されて外国人の日本理解に大いに寄与しました。その大著が、著者自身の「読み直し」と新しい序文を加筆した2000年改訂版の全訳で、初めて日本に紹介されます。 その翻訳出版記念として、生前親交のあった方々のお話や対談のほか、TVドキュメンタリー『日本へのラブレター フォスコの愛した人たち』(石川テレビ2004年)の上映、『随筆日本』の一節の朗読を行います。

【お話】
 岩倉具忠 (京都大学名誉教授) 「フォスコを語る ― あるイタリア人の日本へのまなざし」
【対談】
 ピオ・デミリア (SKY TG24 極東特派員)、コッラード・モルテーニ(イタリア大使館学術文化担当官)
【朗読】
 大谷友右衛門 (歌舞伎俳優)
【TVドキュメンタリー上映】
 『日本へのラブレター 〜フォスコの愛した人たち〜』(石川テレビ、2004)

日時:11月27日(金)18時30分(開場18時)
会場:イタリア文化会館アニェッリホール 東京都千代田区九段南2-1-30
主催:イタリア文化会館
協力:松籟社
入場無料 日伊同時通訳付き


お問合せ:イタリア文化会館 図書室 Tel. 03-3264-6011 (内線23)
参加ご希望の方は、件名を「マライーニ随筆日本」とし、氏名、電話番号、参加人数を明記の上、
メール(biblioteca.iictokyo@esteri.it)またはFAX(03-3262-0853)にてお申し込みください。

<著者プロフィール>
フォスコ・マライーニ
1912年フィレンツェ生まれ。フィレンツェ大学理学部卒業(専攻は人類学)。39年「国際学友会」の奨学金を受け、アイヌ民族の人類学的研究のために来日。41年京都大学文学部イタリア語学科講師に迎えられる。第二次世界大戦中の43年家族とともに名古屋の収容所に収容される。46年イタリアへ帰国。54年再来日。72年フィレンツェ大学日本語科を創設し、教授となる。73年伊日研究学会(AISTUGIA)の創立に伴い、事務局長に就任。87-88年には国際日本文化研究センターの客員教授。2001年、写真展「イル・ミラモンド―レンズの向こうの世界」が東京写真美術館で開催される。2004年没。長女は現代イタリア文学を代表する作家ダーチャ・マライーニ。

<TVドキュメンタリー>
『日本へのラブレター フォスコの愛した人たち』(2004年)
このドキュメンタリーは、石川県舳倉島の海女に関する映像作品の制作過程で、50年近くも前にその海女たちの本(写真とエッセイ)を出版したイタリア人がいることを知ったことがきっかけで作られた。編中、『随筆日本』からの引用が随所にあり、日本と日本人の美しさを世界に伝えたマライーニのメッセージを受取ることができる。石川テレビ制作。平成16年度文化庁芸術祭優秀賞(TVドキュメンタリー部門)。
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