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| [2005/6/22 up] |
あいにくの雨模様にもかかわらず、会場にはイタリア人ジャーナリスト、外務省関係者らが来場。イタリア紙「イルマニフェスト」特派員のピオ・デミリア氏が司会を務め、愛知万博イタリア館館長、サルバトーレ・ダミアーニ氏からもお祝いのコメントが贈られた。 『イタリア〜な日本人』は開催中の愛知万博イタリア政府総代表事務所の助成を受けて出版されたもので、マリン氏が日本とイタリアの文化や行動パターンを深く観察し比較した力作。「お茶とスパゲッティ」「ゼウスとアマテラス」など、目次を見ただけでもその観察力と視点の面白さに引き込まれる。 「日本とイタリアの共通点は?」という会場からの質問に、マリン氏は「イタリアも日本も農耕を基本としている。今は土に触れていない人も、深層心理や行動パターンに反映されている」と答え、「また通常、『あなたはあまりフランス人らしくないですね』といわれて喜ぶフランス人はいないが、『日本人らしくありませんね』『イタリア人らしくありませんね』というと褒め言葉になる。これも共通点のひとつ」と続けた。 一方、違いについては「日本人は人生を手形、つまり支払いをしなければならないものと考えている。これに対してイタリア人にとって人生は小切手、生命を授かった時点から現金化すべきものだと考えている。この義務と権利の基本理念は、時代によって形は少々変わっても、両方の行動パターンを大きく左右している」と語った。 マリン氏夫人の親友でもあり、この本の監修をされた渥美桂子さんはマリン氏の人となりと著作を高く評価し「ぜひ次回は一緒に本を書きましょう」と提案。会を通して笑いの絶えない和やかなプレゼンテーションとなった。 この著作は愛知万博イタリア館でも販売されている。国際交流、異文化コミュニケーションの意識が高まる今こそ、おすすめしたい一冊。イタリアと日本の付き合い方について何らかの答えを導きだしてくれるに違いない。 マリーノ・マリン著『イタリア〜な日本人』(三修社) 愛知万博イタリア館・全国書店にて販売中 1890円(税込) 著者:マリーノ・マリン ナポリ大学法学部卒業後、ジャーナリストとしての活動を始める。1969年から76年には特派員としてフランスに在住。1977年以降ローマ在住。1963年に初めて日本について執筆して以来、フィールドワークやプライベートでしばしば日本を訪れている。 |
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