FOOD エンターテイメント
4月21日 「3つの熟成ヨーロッパ!」キャンペーン
 
[2004/5/7up]
  EU駐日欧州委員会フィリップ・デュポンテイユ氏
4月21日、ホテルニューオータニ東京(千代田区紀尾井町)にて、「3つの熟成ヨーロッパ!」キャンペーンの記者会見が行われ、欧州連合(EU)駐日欧州委員会代表部一等書記官フィリップ・デュポンテイユ氏や、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会マーケティング担当シモーネ・フィカレッリ氏、パルマハム協会マーケティング・マネージャー パオロ・トラメリ氏、コンテ・チーズ生産者協会テイスティング鑑定士ジャン・フランソワ・マルミエ氏他、国内外から大勢の関係者が駆けつけた。

このキャンペーンは、特定の原産地、および生産方法に由来する製品の名称を保護する「GI(地理的表示)」が認められている640製品の中でも代表的なパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ、パルマハム、コンテ・チーズをプロモーションすることで、GI認定食品のおいしさ、品質の高さ、安全性をアピールしようというもの。パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会(イタリア)、パルマハム協会(イタリア)、コンテ・チーズ生産者協会(フランス)の3協会、及び欧州共同体(EC)、イタリア政府、フランス政府によって、今年から3年間の予定で実施される。EUのフィリップ・デュポンテイユ氏は、「欧州には、何世紀にも渡って受け継がれてきた製法で作られるその土地固有の食品がある。安全な食品、味覚的に優れたそれらの食品を守るためにGI制度の普及に努めたい」とコメント。
今回取り上げられる製品のひとつパルマハムは、パルマ近郊でのみ作られる100%ナチュラルなハムで、芳醇な風味となめらかな食感が特徴。パルマハム協会のパオロ・トラメリ氏は、「イタリアの生ハムマーケットでNo.1のシェアを誇るのがパルマハム。原料となる豚のエサから生産地域、伝統的な生産方法、品質審査に至るまで厳しい規定があり、その全てをクリアし審査に合格した最高品質のハムだけに王冠マークが焼印される。別の地域で作られたものがパルマハムの名前で売られている現状があるので、生産者と消費者の両者を守るためにもGIは重要」と語った。
パルマハム協会パオロ・トラメリ氏
日本でもおなじみのパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズは、8世紀以上も受け継がれてきた伝統的な製法で生乳から作る添加物なしのチーズ。「製造所を明らかにするためのプレートや製造年月、チーズ製造者の登録番号などが記された枠が巻かれ『身元』が明らかにされたチーズは、12ケ月の熟成工程を経て等級付けされる。パルミジャーノ・レッジャーノとして認められたチーズには楕円形の検印が焼印。18ケ月目にさらに専門家によって選別され、全ての要件を満たしたチーズだけに『エクストラ』を認定する特別な検印が焼印される」と、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会のシモーネ・フィカレッリ氏は徹底した品質管理について説明。
パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会シモーネ・フィカレッリ氏
フランスのコンテチーズはモンベリアール種の牛の乳からのみ作られるチーズ。牛は1頭当たり1ヘクタールの自然の牧草地で放牧、完全に自然な状態で育て、発酵飼料は与えないなど、飼育方法についても厳しい規定がある。添加物、保存料、着色料を一切使わず職人技で作られたチーズは、専門の熟成士によって平均8〜18ケ月間熟成。その間専門家による定期的な検査を受け、最終的に鑑定員によって1〜20点で評価され等級分けされる。「コンテチーズは、土地の多様性、熟成期間、製造過程における伝統的技術の順守、チーズ職人と熟成士の固有のノウハウの4つの要素があって初めて生まれる。2つとして同じものはない」と、自ら生産者でもあるコンテ・チーズ生産者協会テイスティング鑑定士のジャン・フランソワ・マルミエ氏。
コンテ・チーズ生産者協会ジャン・フランソワ・マルミエ氏
今後はレストランや各種イベントのキャンペーンを通じて、3製品それぞれの魅力をアピールしていく予定。食の安全性や品質向上に多くの関心が集まっている昨今、これらの製品とGIが注目されるのは間違いないだろう。
ページの先頭に戻る ひとつ前に戻る
Love Italy