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イタリア・サルーミ協会記者会見
[2002/11/15 up]
11月12日(火)、原宿のイタリアンレストラン「ベニーレ ベニーレ」にて、イタリア・サルーミ協会の記者会見が行われた。イタリア大使館商務参事官ダヴィデ・ラ・チェチリア氏、イタリア・サルーミ協会会長フランチェスコ・ピッザガーリ氏、イタリア貿易振興会(ICE)東京事務所所長ジャンパオロ・キャッピーニ・カペルナ氏、パルマ大学ジョバンニ・バッラリーニ教授、ジャーナリスト・フードコーディネーターの北村光世氏他、関係者が多数出席。イタリアが誇るサルーミ(食肉加工品)の歴史や製造方法、そしてプロモーション活動などが報告された。

‘塩(イタリア語でsale)’に語源を持つサルーミは、2000年以上の長い歴史を誇り、イタリア各地に伝わる独自の製法で職人により作られた食肉加工品で種類も非常に豊富。主に豚を原材料とし、塩漬けして熟成させた生製品(プロシュット・クルード【通称・生ハム】、サラーメ【サラミ】等)、加熱した製品(モルタデッラ等)に大別され、これに牛肉から作るプレザーオラが加わる。

バッラリーニ教授は、「紀元前5世紀のエトルリア人の住んでいた集落から、発掘された動物の骨の中で約6割を占めたのが豚の骨。これにより、豚のもも肉が塩漬け、あるいは薫製にされたものがギリシャ人に輸出されていたこと、そしてサルーミのルーツが極めて古いことが証明された。1242年にはボローニャにサルーミ職人組合が作られ、その後、産地独特の特徴を持つだけではなく、高い衛生基準を保つサルーミへと進化した」と説明。また、「高いプロ意識と管理能力を持つイタリアの飼育業者により育てられた厳選された品種を用いていることで、高品質を保持。高品位タンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB1、B2、B12などが豊富で、低コレステロールかつ低脂肪で栄養学的にも満点。欧州連合やイタリアから認可されたDOP(保護指定原産地表示)サルーミ及びIGP(保護指定地域表示)サルーミは合わせて25品目にもなる」とサルーミの素晴しさを語った。

北村氏はサルーミのひとつであるプロシェット・ディ・パルマ(通称パルマハム)の工場を訪れたエピソードを披露。「塩漬けにされた豚肉がたくさん窓際につるされていた。熟成の方法は、アペニン山脈から吹く松やハーブの香り豊かな風によって乾燥させるという極めて自然に頼ったもの。しかし、窓の開け閉めはコンピューターによって作動されていて、自然とテクノロジーが無理なく融合した製造方法に感動した」と述べた。

チェチリア氏は「パルマの生ハムをはじめ、サルーミは、過去2年間に行われた“日本におけるイタリア年”の数々のイベントなどを通して、イタリア料理を愛する日本の皆さんに浸透してきた。今後さらに、この優れた食品が日本に根づき、日伊友好を深めるきっかけになってほしい」とスピーチ。また、カペルナ氏は「サルーミが日本市場に開放されて3〜4年だが、日本への輸出は年々増加し既に親しんでもらっている。たとえ食文化や習慣が異なっても、サルーミのおいしさは伝わっていくはず」と日本市場におけるサルーミのさらなる拡大を予測した。ピッザガーリ会長は「レストランなどで“イタリア・サルーミ・ウィーク”などを開催し、この比類ない、まねのできないサルーミをさらに紹介したい」と日本における今後のプロモーション展開について明らかにした。

会見後はパルマ地方No.1シェフ、マッシモ・スピガローリ氏によるサルーミを使った料理が振る舞われた他、切り立てのモルタデッラ・ボローニャの試食会が行われ、サルーミのおいしさを十分に味わうひとときとなった。
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