イタリアが大好きな皆さん、こんにちは!
私はジョヴァンナといいます。今月は皆さんに私の故郷をご紹介したいと思います。皆さんは初めて聞く名だと思いますが、オーストラといいます。
セニガッリアから約14キロ離れたマルケ州内陸部にあり、『ビロードの浜辺』と呼ばれる静かな村です。クラシック音楽好きの方には、村からほんの数キロでペルゴレージの出生地であるイェーシや、ロッシーニの故郷、ペーサロがあると言ったほうが分かりやすいかも知れません。
マルケ州の他の多くの町のように、オーストラもその起源は中世に遡ります。1194年に村が興ったときには、村にそびえるモンテ・ボーディオ(ボーディオ山)に因んで村名が付けられました。その後歳月を経て、モンタルボッドへ改称され、1881年には現在のオーストラに変更されました。今日、オーストラの村には6千人以上の人々が暮らしています。
この地方に赴く方には、この村の観光もぜひお勧めしたいです。皆さんの目には、村は美しい風景画のように映るはずです。
かつてはモンタルボッド城であった『ポルタ・ディ・ソット(下門)』から入ると、村の中央広場であるマルティーリ広場があります。この広場には、ラ・ヴィットーリア小劇場に隣接する村役場や、村の塔(または鐘塔、高さ33メートル)があります。また、その隣にはかつてサン・ジョバンニ教会がありましたが、第二次世界大戦時の空爆で破壊されてしまいました。そして、村の教会として1350年に再建されたサン・フランチェスコ教会があります。
村の入り組んだ小道を巡って行くと、その中世的風景の美しさに思わず眼が奪われてしまうことでしょう。
オーストラは、しかし、歴史と芸術だけの村ではありません。マルケ州特産のハム、ソーセージ、チーズ類や、ヴィンチスグラッシ(ラザーニャ)、コニーリオ・イン・ポタッキオ(ウサギ肉をフェンネルやオリーヴと焼いた料理)、ストッカフィッソ・コン・パターテ(干鱈とじゃがいもの料理)、そしてジェラート・アッラ・フィアンマ(スポンジケーキを包んだジェラートにリキュールをかけフランベしたもの)など、食欲を刺激する様々な味覚に出会える場所でもあります。もちろん、これらの料理にはヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イェーシや、赤のラークリマ・ディ・モッロ・ダールバなどの土地の特上ワインを合わせていただきます。
また、夏の夜を盛り上げるために村役場が毎年主催する、様々なショーや広場でのダンスの夕べも楽しみの一つです。
さあ皆さん、このすてきな観光スポットに興味が湧いてきましたか?
日本の『ムシアツイ』気候と街の往来から逃げ出し、リラックスした休暇を楽しみたいのなら、オーストラとマルケ州の青々とした丘を一度訪れてみてはいかがでしょうか。後悔はしないはず。
それでは皆さん、チャオ!
ジョヴァンナ
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